にんにく卵黄は大変ポピュラーでロングセラーといっても良い健康食品です。それは、にんにくと卵黄が持つ栄養価の高さと、様々な効果が期待できるからです。
弊社は、にんにくと卵黄だけを使用した無添加のにんにく卵黄を提供していますが、通常のソフトカプセルにんにく卵黄にくらべ、栄養価も高く優れた効果が期待できます。
ですが、どんなに体に良い食品であっても、アレルギーや服用中のお薬との飲み合わせ、過剰摂取などで体調に悪い影響を与えてしまうことがあります。
このページでは、にんにく卵黄が副作用を起こしてしまうケースやデメリット、摂らない方が良い方や、安全な摂取量の目安、効果的な利用方法など、幅広くご紹介します。
こちらでは、ソフトカプセルにんにく卵黄の深刻な副作用レポートをお伝えしています。
にんにく卵黄の副作用?サプリメントのデメリットを報告する論文を徹底検証!
にんにく卵黄がかえってデメリットを産んでしまうケース
まず、にんにく卵黄の摂取でかえってデメリットや副作用を起こしてしまうケースをご紹介しましょう。
弊社のにんにく卵黄「にんにく玉ゴールド」は、通常のソフトカプセルにんにく卵黄の約6倍ほどの量のにんにく卵黄が一日分で摂取される形になりますので、以下に該当する方は、お召し上がりを控えていただくか、服用前にお医者様にご相談いただくことおすすめいたします。
- にんにくが卵にアレルギーをお持ちの方。
- 高カリウム血症、高リン血症の方。
- 人工透析を受けている方、あるいは腎臓に疾患があり、お医者様からにんにくや玉ねぎなどの摂取を停められている方。
- 特定の薬を使用している方。
以上になりますが、入院中や通院中の方は、かかりつけのお医者様に摂取していいかどうかをご相談ください。
にんにくアレルギー、卵アレルギーの方
非常にレアケースではありますが、にんにくにアレルギーをお持ちの方がいらっしゃいます。
にんにくはアレルギー28品目(アレルギーを起こしやすいとされる28品目の特定原材料のこと)には含まれていませんが、にんにくアレルギーのお持ちの方は、ごく少量のにんにくを食べただけで腹痛や下痢、かゆみなどの症状が出ることがあります。
また、卵はアレルギー28品目にも含まれており、特にお子さまがかかりやすいアレルギーと言われています。お子さまの卵アレルギーの場合、3歳までに60%、7歳までに90%ほどの方が自然に治ると言われており、アレルギーの中でも比較的治りやすい方だといわれています。
が、当然のことながら成人しても卵アレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。
こういった方は、にんにく卵黄の摂取は控えるべきでしょう。
卵アレルギーについては、さまざまな見解があり、「過熱することでアレルゲンが消失し、食べれる人もいる」「卵のアレルゲンは卵白にあるので、卵黄ならば大丈夫」とも言われています。
あるにんにく卵黄メーカーも「卵黄ならば大丈夫」と案内しているようですが、卵黄にもアレルゲンは存在しているため、弊社ではお勧めしていません。
最後に、アレルギー28品目もご案内しておこうと思いますので、ご参考になさってください。
えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
高カリウム血症、高リン血症の方
にんにくも卵黄も、高カリウム・高リン食品です。
カリウムは、体のめぐりをサポートしたり余分な塩分を排出してくれる人体にとって大切なミネラルです。
またリンは、骨や歯を形成し体のさまざまな細胞に存在する、やはり人体にとって大切なミネラルです。
このふたつのミネラルは、肉類や野菜、豆類や乳製品、海藻など、あらゆる食品に存在するミネラルですが、特に「精がつく」といわれる食品には多く含まれている傾向があります。
ですが、何らかの理由で体内に摂取されたカリウム、リンがうまく排出されない場合、血中のカリウム、リンの濃度が過剰に上がってしまい、様々なリスクを引き起こしてしまいます。
お医者様から、にんにく、玉ねぎ、卵など、高カリウム、高リン食品を控えるように指導されている方は、使用をお控えください。
人工透析を受けている方、腎臓に疾患がある方
高カリウム血症、高リン血症の方に関連しますが、腎臓の疾患が重篤な方、特に人工透析を受けていらっしゃる方には、使用をおすすめいたしておりません。
ただ、飲んでみたいというお問い合わせを受けるケースが多くあり、その際は、お医者様に相談していただき、その程度なら大丈夫と確認をとっていただいてからのご利用をお勧めいたしております。
その後の飲用で、体調が良くなったといううれしいお声を頂戴するケースも多いですが、あくまでも、お医者様のご指導のもとでご判断ください。
特定の薬を使用している方
にんにくには豊富な栄養と有用成分が含まれていますが、その健康効果が逆に特定のお薬の効き目を打ち消したり強めたり、あるいはお薬がすぐに体外に排出されたり、消えてしまったりすることがあります。
ですので、以下のお薬を服用されていらっしゃる方は、にんにく卵黄の使用は一時的に見合わせていただいた方が良いです。
- ワーファリン(ワルファリン)・・・血液を固まりにくくする薬(抗凝固剤)。手術の後などに処方されます。
- 降圧剤・・・血圧を下げるために処方される薬です。
- サキナピル、リトナビル・・・エイズウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。
- ピル・・・経口避妊薬です。
- シクロスポリン 、タクロリムス・・・臓器移植の際の免疫力抑制などに使われるお薬です。
過剰摂取による副作用・デメリット
豊富な栄養や特有の有用成分の働きで、毎日の健康管理に非常に役立つ「にんにく」ですが、やはり過剰に摂取してしまうと、いろいろな弊害が生まれてしまいます。
にんにくの1日の適量には明確な基準はないものの、通常の食事で毎日摂取する場合は1日1~2粒が目安です。過剰摂取により、胃腸に負担がかかることや体臭の原因となることがあります。 健康のためとはいえ、大量摂取は避けるべきです。特に生のにんにくは刺激が強いため、食べすぎには注意が必要です。
アリシンが引き起こすデメリット
にんにくをすりおろしたり刻んだりした時「アリシン」という成分が発生します。いわゆる、「にんにくの匂い」そのもが「アリシン」です。アリシンはビタミンB1とくっついて、「アリチアミン」という非常に消化吸収しやすく効き目を長続きさせる成分に変化させます。また、にんにくから出来上がる様々な有用成分の材料となる貴重な成分ですが、刺激が強いため、食べすぎると胃痛などの胃腸の不調、頭痛やめまい、発汗の増加などの症状を引き起こします。
アリシンの過剰摂取が生む、その他のデメリット
また、適量のアリシンの摂取は、体力増強に大変効果的ですが、過剰摂取になってしまうと、かえって疲れやすくなってしまうなどの弊害もあります。
また、アリシンには強力な殺菌作用がありますので、あまりに多くのアリシンを摂取してしまうと、腸内の善玉菌を殺してしまい、腸内環境を悪化させてしまうこともあります。
アリシンをうまく使いこなす方法
にんにくの健康効果の一番の担い手であるアリシンですが、以上のような過剰摂取による弊害もあります。
この過剰摂取を回避し、アリシンの健康効果だけを活かすためには、摂取量(通常の調理法なら、1日1~2片)に気を付けるのが一般的です。
が、それ以外に、しっかり低温で長時間、加熱調理をしてアリシンを「刺激の少ない別の有用成分に変える」という方法があります。これは、最も身近な例でいえば「ペペロンチーノ」の調理法です。
ペペロンチーノは日本でも極々一般的なパスタですが、本場のイタリアのご家庭では、ペペロンチーノの調理のときに思い切り火を弱めて、長めの時間をとるのだそうです。
これによって美味しそうな香りが立ち、食欲をそそるわけですが、実は、この香りの変化こそがアリシンが油と結びつき、より刺激の少ない有用成分に変化していっている証拠なのです。これらの有用成分は「脂溶性有機イオウ化合物」と呼ばれ、アリシン以上に、さまざまな健康効果をもたらすことがわかっています。
さらに、アリシンに比べ臭いが緩和されるため、食べた後の口臭も減り、食べた翌日、発汗などでにじみ出る、あの独特の「にんにく臭」が立ちにくくなる効果もあるんです。
アリシンを「脂溶性有機イオウ化合物」に変える最適な方法
ペペロンチーノの本場イタリアでの調理法もそうですが、美味しさの追求から始まって「毎日元気でいられる」という経験が、長い時間をかけてレシピとして確立していった理由なのかな、と思います。
このアリシンを、刺激が少なく健康効果を倍増させる「脂溶性有機イオウ化合物」に変化させるのに最適な方法が、江戸時代から薩摩地方で作り続けられてきた「にんにく卵黄」の製造方法なんです。
アリシンは卵黄の油と結びつき、長時間、低温加熱されることで、大量の「脂溶性有機イオウ化合物」に変化します。この製法ならアリシンの過剰摂取を回避することが出来るうえ、有用性を高め、さらに飲んだ後の口臭体臭を緩和させることが出来ることになります。
弊社はにんにくと卵黄だけを使った、コーティング剤などを一切していない、丸剤のままのにんにく卵黄を製造いたしておりますが、上記のような伝統製法で過剰摂取のデメリットを回避しています。
ですが、やはり1日の適量は2~6粒で様子を見て。また、とくに飲み始めの時期は一日10粒以上はお召し上がりにならないようにご案内させていただいています。
まとめ:にんにく卵黄の副作用・デメリットを回避する方法
以上、申し上げてきました通り、日々の健康作りに大変役立つにんにく卵黄であっても、にんにくアレルギーや卵アレルギーの方、また特定の疾患やお薬を服用中の方にはお勧めできないケースがあることをご理解ください。
また、いくら健康に良いとはいえ過剰な摂取はくれぐれも注意すべきこと、またそのリスクを回避する方法が摂取量を控えるだけではなく、調理方法で刺激を抑え有用性を高めるという方法も重要である、ということをお伝えいたしました。
これらの情報が、いつも健康で元気な毎日を過ごすための助けになりましたら幸いです。
※無添加:ソフトカプセル、溶き油、増粘料、酸化防止剤など無添加