「にんにく卵黄」と検索すると、不気味に検索窓に表示される「にんにく卵黄 副作用」の文字・・・
「え!にんにく卵黄にも副作用があるの?!」と驚かれた方もいらっしゃるはず。
「にんにく卵黄を検討中だけど、【副作用】と書かれていることの真実を知りたい」と思われている方、この記事はまさにあなたのために書かれました。
例の検索窓にドーンと現れる「にんにく卵黄 副作用」について、実はこれが「大誤解」だともいえる内容をこれから詳細にご案内していきます。ちょっと難しい部分もありますが、参考にしていただけたらと思います。
弊社の無添加・伝統製法のにんにく卵黄については、こちらでも詳しくご案内いたしております。
にんにく卵黄の魅力を徹底解剖!健康効果と作り方
「にんにく卵黄 副作用」と不気味に表示される検索窓
googleに「にんにく卵黄」と打ち込むと、にんにく卵黄を含む他の検索候補がずらり並びますが、その中の上位に「にんにく卵黄 副作用」という言葉が表示されています。
これは、それだけ検索される回数が多いことと、そして、その表示をクリックする人が多いこと、ひょっとしたら同じ人が何度も繰り返し、この検索結果の先のページを読み返しているのかもしれません・・・そういったことがあって、上位に表示されているのでしょう。
この表示を見て、にんにく卵黄の購入をやめた方、今まで飲んできたのに大丈夫なの?と心配に思われた方も多いのではないかと思います。
もちろん、にんにく卵黄も体質や、その時々の体調、飲む量によっては体の不調を招いてしまうことも皆無ではありません。その意味では「副作用」はあるということになります。
が、この「副作用」のニュアンスはもうちょっと深刻な問題で、それゆえ、クリックして熟読する人も多い、つまりgoogleが学習して目立つ位置に掲載するようにしているような気がします。
ところが、これが大誤解を生んでいるんです。
そのことをこのページでまずは、お伝えしたいと思います。
医大の医師が発表した「にんにく卵黄の副作用」の論文
googleの「にんにく卵黄 副作用」の検索結果で、まず一番に目に飛び込んでくるのは「健康食品「にんにく卵黄」によると思われる薬物性肝障害の1例」という、穏やかでないタイトルのPDFです。
鳥取大学医学部内科の岡本先生はじめ、13名のお医者様の連名で2012年に学術誌で発表されたものです。
その冒頭の一節で、「近年、サプリメントを常用する人が増えてきており、それにつれて薬物性肝障害の報告が増えてきた」「今回、我々は健康食品「にんにく卵黄」が原因と思われる薬害性肝障害を経験したので、報告する」とあります。
詳しい症状から文章は始まりますが、それまで健康にこれと言って問題がなかった60代の女性でしたが、ある時、倦怠感、食欲不振、吐き気が出て通院。抗生剤を受けるなど治療を受けましたが、5日後には黄疸を発症し肝機能障害の診断が下され入院となっていまいました。
発症の4年前よりローヤルゼリー、ブルーベリー、1年前より香酢のサプリを飲んできており、1月前からにんにく卵黄のサプリを飲み始めた、ということだったそうです。
そして、この「にんにく卵黄」の原材料表記には、「主成分として大蒜,有精卵黄,サフラワー(紅花)油の他,蜜蝋,被覆材としてゼラチン,グリセリンが記載されていた」と論文に記されています。
いわゆる、「ソフトカプセルにんにく卵黄」だったわけです。
副作用の原因
このお医者さんたちは、その後、患者さんから一切のお薬とサプリメントの服用をやめさせ、「劇症肝炎」に処方されるお薬を出し、さまざまな検査を繰り返しました。
この間、「薬剤リンパ球刺激試験」(おそらく血液検査)という試験を「香醋」と「にんにく卵黄」について実施しましたが、「にんにく卵黄」のみで異常値がみられ、原因は「にんにく卵黄」だった、ということが特定されました。
幸い、患者さんは健康を取り戻し、50日後には無事退院を果たしましたが、その後、1年間かけた経過観察で、お医者さんたちによる原因究明の研究が続けられました。
この間、すべての健康食品の摂取をやてもらい、にんにくと卵については特に制限なしに食べてもらうことになりましたが、一切の異常が現れなかった、と言います。
結果、このお医者さんたちは、「原因は、にんにくと卵黄の有用成分以外の、成形剤や添加物が原因だ」という結論に至りました。
つまり、「ソフトカプセルにんにく卵黄」の原材料のうち、油や添加剤、外側を覆うカプセルに原因があった、と報告しているのです。
他のお医者さんもソフトカプセルにんにく卵黄の副作用を発信
同じ「にんにく卵黄 副作用」の検索結果に、別のクリニックの先生のブログが上位でヒットしています。
曰く、「うえっ❗「にんにく卵黄」で薬剤性肺障害に薬剤性肝障害⁉」と、こちらも穏やかではないタイトルの記事です。
さらに、こちらの記事では、「『にんにく卵黄』による薬剤性肺障害と考えられた1 例」という別の論文も紹介されています。薬剤性というのはお薬(ここではサプリメント)を原因とする肺障害という意味ですから、今回の症例は肝臓ではなく肺だった、ということになります。
この論文は、先ほどご紹介した論文の4年後に、別のお医者さんたちにより発表されたものです。
これも、原材料は「にんにんく卵黄粉末(にんにく・卵黄),べに花油,ゼラチン,グリセリン,ミツロウ,還元水飴」
いわゆる「ソフトカプセルにんにく卵黄」です。
はじめにご紹介した論文も、こちらの論文も、そしてブログを発信されていらっしゃるクリニックのお医者さんも、原因は「にんにく卵黄」そのものではなく、ソフトカプセルを形成している添加剤などの材料、という結論に至っているようです。
そのうえで、「医師が問診する際にはお薬だけではなく、服用中のサプリメントも確認をしていくべきだ」と結論付けています。
サプリメントが引き起こす薬物性肝障害の発生率は10年で約20倍!
最初にご紹介した論文の中には、さらに恐ろしい内容の文章が書かれています。
1989年から1998年までの間、サプリメントが原因の薬物性肝障害の発生率は、全体の0.7%に過ぎなかったものが、2002年から2006年の間の、サプリメントが原因の薬物性肝障害の発生率は14%に跳ね上がっていたというのです。
これは、つまり「にんにく卵黄」に限らず、ソフトカプセルのサプリ全てが問題を引き起こしていると考えられないでしょうか?
もし、複数のソフトカプセルサプリメントを毎日服用している場合、薬物性肝障害にかぎらず、健康リスクそのものが高まってしまうような気がしてなりません。
まとめ: にんにく卵黄の副作用についての正しい理解を
以上、ご案内した通り、「にんにく卵黄 副作用」として検索結果に表示されている文献や記事は、にんにく卵黄自体の副作用を述べたものではなく、ソフトカプセルの材料になる成分を問題視したものであることが、お分かりいただけたと思います。
にんにく卵黄サプリメントは、健康や美容に効果が期待できる食品です。
もちろん、もし弊社の製品のようなソフトカプセルを使っていないにんにく卵黄であっても、摂取方法や量についての注意点はあります。それについては別ページで詳しくご案内いたしますが、せっかく健康のために摂ってきたつもりだったのに、それによって健康を害するなどということがないよう、このページを参考になさってください。
今回の情報が役立ったと思われたら、ぜひこの記事をシェアし、ご自分だけでなくご家族やお友人にも、無添加のにんにく卵黄サプリメントが存在することをお伝えいただけたらと思います。
※無添加:ソフトカプセル、溶き油、増粘料、酸化防止剤など無添加